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 今更だけど、やっぱり避けては通れない。それならいっそ、ちゃんとページを作ったほうがいいやってことで。
 マイメリ&マイメビの感想だよ!! ネタバレ全開です。なのでつづきにだよー。

 10/11/02 be感想の追記
 10/11/05 JIVE小説感想の追記
 



 基本ギャルゲ色が強い作品。
 まず最初に感動したこと。

 KID作品にしてはOPが動いているよ!!

 つっこみは……待ってません。

 私がやったのはMy Merry May with beだった。のでメインヒロインであるレゥが出るまでやたら長いなあと思っていた。追加シナリオだったのですね。
 それでもひとえ様の成長はあんまり――げふんげふん。

 てことでキャラ感想。とてもえこひいきをしています。

My Merry May
・レゥ
 本作品のメインヒロイン。
 最初はうざかったのですが、時間が経っての再プレイには「ちくしょう、レゥ可愛いよレゥ(*´Д` *)」になっていました。松岡さんの声も演技もいいです。ただしやっぱりこの子は「妹」なんだな、と思う。
 レプリスだけど、誰よりも人間らしい女の子。
 それでもレゥはレプリスなんです。


・リース
 恭介が最初に求めた完璧なレプリス
 完璧なレプリス。ただひたすらに惚れた。間違っても女の子としてではない。道具としてだ。
 だから、このリースに嫌悪感を覚える人が羨ましいと思う。
 そう、私はリースを人扱いなんてしていない。道具扱いしている。だからbeで……。


・ひとえ
 主人公恭介の兄、恭平ラブな幼馴染。なによりゴットヴォイス。初プレイ時は本当に声が気になってどうしようもなかった。でも再プレイするとそうでもない。あれ? ひとえ様って素敵じゃね? 色々騙されてる気がする。
 レゥにとって一番羨ましいポジションにいる人だと思う。
 シナリオは最初誰が書いているか判らなかった。けど、西川さんじゃないと判明。本人のサイトに書いてありますからね。で、長井さんと知った今までは「長井さんらしいな」と思います。


・もとみ
 声がかわゆい、そんな理由で一番最初に攻略したキャラです。
 彼女のシナリオは長井さん全開だと思ったw だって痛々しいから。
 縁日のもとみ編がかなりお気に入りです。「求めて求めて求めて求めて」ってところ、大前さん蝶ぐっじょぶ。いい仕事です。基本マイメリはレゥ・リース役の松岡さん以外は下手です。たえさん、みさおちゃんは普通かな。
 その中で、もとみ役の大前さんはヘタウマでした。下手なんだけど、感情がちゃんと篭っている。だからこそ、あのシーンはとても痛々しい。あそこを見ると泣きたくなるんだ……。

 んでもって、Aエンドでのもとみちゃんは自分の殻を破って、恭介にわがままをいいました。臆病で、諦めることを覚えたもとみちゃんにとってはそれはとても勇気の要ることです。だから、その勇気が私にはとても尊いものだと思えるのです。
 私はあの場面、もとみちゃんの立場になったら恭介に「行っちゃやだよう」なんて言えないぜ。そう思ってやってたから、もとみちゃんがぽんと私の思いを踏み越えてくれたから、ぶわーっと涙が溢れたんだぜ。
 あのときの驚きは忘れらんないよ。


・たえ
 お姉さま。西川さんシナリオ。恭介&恭平兄さんの謎がー!! 寸止めで終わるシナリオ。じゃなくて。
 レゥが安定できるという点がある、素晴らしいシナリオ。
 でも話がなんか急展開ってまでもないですが、え、いきなり? っていうのはありました。
 そして酔っ払い。Never7の優夏を見ている私にとってはまだまだ甘い!! です。いや、これが普通で、優夏が色々おかしい。うん。
 たえさんは頼れる良いお姉さまです。
 プレイ日記には「ほっとする話」と書いてあった。この作品でほっとするのはたえAエンドだけ!!


・みさお
 Mayを語る以上避けては通れない、みさおシナリオ。
 初プレイ時は、ひとえ、たえシナリオを見ていなかったのでロックがかかった状態でした。うん、それ蝶正しい。
「お、おまえなんて、恭介で充分だぁ~~!!」
 吹いた。このときのみさおちゃんは大好きでした。しかし、レゥのことがばれてからは……。そこまで拒絶される謂れはないと思いました。こっちはみさおちゃんの事情なんて全然知らないですから。
 そして話を進めてBエンド、選択肢を変えたらCエンド。あれ? Aエンドは? ロックされてることなんて知らない私は延々とみさお編を繰り返したのです。
 そらね、嫌いになるよ。

 ロック解除後、Aエンド。
 絶句。
 なにこれQ'tron蝶やばい。なにがやばいかってそら、あーた。
 散々言われてることだけどさ、同じセリフなのにこうも違うんだ? 絶対的な絶望感。
 僕と彼女で僕の妹を殺しました。
 それは意図的じゃない。けど、結果はこうだ。

 ちゃんとその目で見てみろ、ほら、彼女そっくりのレプリスが、彼女の真似してそこにいる。お前の罪を忘れるなってそこに立ってる。

 私は生まれて初めてシナリオに対して敬意を払いました。西川さん、蝶パネェっす……。


 ちなみに初プレイ順は
 もとみAB → みさおBC → ひとえAB → たえAB → みさおA → レゥAB → リース です。



 beのかんそうをついかだよ、おにいちゃん!!

My Merry Maybe
 プレイ順は 鏡BA → みのりAB → 由真AB → レゥAB → リースABC → 穂乃香AB → ライカCBA
 ライカに関しては攻略サイトにお世話になりました……。Aが出なくてね……。

・レゥ
 プレイ後「?」となった。肝心なとこをぼやかしやがって!!!!!!!!!! 計算どおりでしょうね。
 ただ浩人くんとレゥがいちゃこらしてるのを見るとなんか嫌な感じ。だってこの子が好きだったのはお兄ちゃんである恭介なんだよ。
 なのでちょい複雑です。
 レゥに関してはライカで。


・由真
「こんな私をふしだらな女って思うでしょ?」

 いえ、さすがは松井声のキャラだと思いました!!
 PS2の全年齢のゲームでこんなことするんだ……と感心したものです。さすが俺たちの長井さんだぜ! 私の反応ですか? ドン引きですよ。

 Bエンドで鏡さんが出てきて歓喜(*´Д` *)という記憶が。
 とにかくレゥ同様、AエンドとBエンドの落差が激しい。

 このシナリオは恭平じいちゃんの目を見せるための、というかレゥの「こんなにしわくちゃになって」のセリフを引き出すためのシナリオじゃないか、げふんげふん。
 でも、由真編はまいめびのテーマ「一生懸命生きようよ」からは外れていないと思う。


・みのり
 じっちゃん。・゚・(ノД`)・゚・。
 中学生に手を出すのはやばいですやばいですやばいです!! と思いながらプレイしてました。そこはちゃんと一線引いていたので良かったです。
 そして例によってAエンドとBエンドの落差が激しい。ショックで声が出なくなったみのん。それを浩人のせいにするサブはよく判らない。そこまで責任持つことはないと思う。
 あとレゥと仲良さげな描写があったけど、みのん編でそんなことあったろうか。むしろそれは前半の共通ルートだけだったんじゃあ?
 最後にじっちゃんのテープで泣いた。
 大好きなじっちゃんをなくしても、それでもみのんは生きていく。これから悲しいことも辛いこともあるだろう。けど同じくらい楽しいことも嬉しいこともあるだろう。
 だから、一生懸命生きようよ。


・リース
 Mayリースが好きだった私にとってはただの苦痛以外何者でもない。
 こんなにも揺れるリースは私のリースではない。なんてわがまま発言。
 心を持ち、不安定に揺れるリースを見て嫌悪感を抱く私は、やっぱりリースを道具としてしか見ていない。

 リースがレゥのふりをしたのは、リースがレゥのように愛されたかったから? だとしたらそれはレゥへの愛情がリース行くわけじゃないじゃないか。愛されることは愛される。でもそれはレゥとしてだ。それじゃあ意味がない。やっぱりリースの心は幼いから、そういう判断しか出来なかったんだろうか。
 それともこう思ったのか「愛されることには変わりない」だとしたら、簡単に崩壊するだろう。心と一緒に身体も。
 しかしそういう判断を下すというのは嫌いじゃない。が、問題はそれをリースがやるということだ。

 私の中で完璧なレプリス。主の望みを瞬時に理解し、実行する。主に強靭な精神力がなければ依存し、人としておかしくなる。それがリース。Mayリースは恭介を駄目にしました。それがレプリス。すべて主の思うがままに望みを叶えてくれる。でもそれはとても気持ち悪いこと。上手くいかなくて当たり前で、上手くいかないからこそ努力しなくちゃいけないこの世界で、Mayリースの存在はただの毒でしかない。
 使い方によっちゃ上手く機能する。そう、恭平兄さんみたいに割り切って使えば問題ない。たぶん、人として扱ったらアウト、たぶんもう戻ってこれない。だがそれがいい。
 私にとってはMayリースはそういう存在でした。

 それなのにbeリースときたら……!! 恭介、余計なことしやがって!!!! と怒り心頭です。
 beリースは心を持ったから、レゥを望んだ浩人と由真の態度に傷つきました。心を持ったから、人扱いではなく、道具扱い――正確にはレプリス扱いか――する鏡さんの態度に傷つきました。あと、恐怖も感じたと思う。同じように恭平さんスタッフにもじゃないかな。
 そりゃそうだ、傷つくさ。心を持っているんだから。優しくされたら嬉しいし、酷いこと言われたら傷つく、そりゃ普通だ。
 でもそんな普通を私はリースにだけは認めない。

 彼女はレプリスです。よりにもよって、前作では完璧なレプリスとして登場しました。だからこその心を持ったシナリオが生きるんでしょう。
 でも私にはただ気持ち悪いだけ。これは言いすぎか。不愉快になるだけ。

 なんて盛大な感情論でしょうか。でも、「一度駄目だ、受け入れられない」って思ったら、よっぽどのことがない限り駄目なんですよ。
 あと、私の大好きな鏡さんがレプリスの心を否定しているから、こういう意見なんだってことはないぞ。絶対だぞ!!
 たぶん、私がレプリスというか、アンドロイドとかロボットとか、人が作りし物の心を否定するのは、専門学校の時の先生の言葉が残っていたからだと思う。
 先生はPC本体をぽんぽんと叩いて言いました。

「PCに意志なんて持たせたら駄目だよ。絶対俺ら負けるもん。だから、俺は機械に意志を持たせるなんて絶対にしちゃいけないと思っている」

 鏡さんが言ったことと同じことですね。でも、私はものすごく納得した。


・鏡
 大好きです愛してます(*´Д` *)
 じゃなくてですね。中の人目当てで買ったから、こうなることは判ってたんですが……。それでも好き過ぎる……。

 ともかく。
 理由は違いますが、私もレプリスに心なんていらないと思っています。そもそもね、存在意義を失ったら崩壊する、という危ない身体の持ち主に心なんてあったら危険なだけです。周りが不幸になるだけです。まあ↑の意見が私の否定の大半を占めているんですが。
 むう、私はこのゲームの本質をじゃんじゃん否定しているような気がしてならない。

 中の人目当てで、やっていたゲームです。そら鏡さんに最初から好印象を持っています。それに私、こういう冷たい人……嫌いじゃないわ!!
 どんどん話を進めて……。
 完璧に持っていかれたセリフがあります。

「私の知ってるのは
 私の知ってること、だけです」

 何この人を馬鹿にした言葉と何よりも口調!!!!! 愛してる(*´Д` *)
 私はどこにでもいる森信者なのですぐに「犀川先生や萌絵ちゃんがいいそうw」と微笑ましく思ったもんです。でもそれは違うなと少し経って気づきました。二人ともこんな酷い言い方しない。するとしたら……杜萌ちゃんかな。すると、なんだか複雑になるのです。話はそれますが、S&Mシリーズで最も複雑な想いを抱いているのが杜萌ちゃんなのです。好きなんだけど……上手くいえない。

 そしてそんな気は(たぶん)ないけど、リースを追い詰める鏡さん。見てるこっちがはらはらしてました。リースがレゥのふりをしてるとき、オレンジジュースを三人で飲んだときです。
 鏡さんは自分の目的のためなら平気でリースを追い詰めたり、浩人くんに酷いことを言いますが、けど、優しいですよね。
 リースが自分の居場所がないと思って、恭介に連れて行ってもらうシーン。
 止めようと叫ぼうとした浩人くんを止めたのは鏡さんでした。

「彼女が決めたことなのよ?」

 レプリスの心を否定してるくせに、最後の最後で鏡さんはリースの意志を尊重しました。
 それだけじゃない。リースがレゥを蘇らせると言って倒れたときも、リースの望み通り、恭平さんの所へは連れて行かなかった。浩人くんは連れて行こうとしたのに。
 たぶん、無意識でやってるんだろうけど……それって優しい人じゃないと出来ないと思う。それか冷静か。
 優しいんだよ、きっと。だからこんな苦しんでいる。愛してる。

 鏡編本編にやっと入ったと思ったら、何故か、傷の舐めあいの恋愛話になっているという不思議。
 設定的にもっと面白く出来たろうに……と同時にそんなテキスト量増やしたくなかったのかなとも思った。けど鏡さんを愛していることには変わりませんよ(*´Д` *)

 なんとなくあったらいいなあという妄想で、鏡Aエンド後の話で、リースがちゃんと自己を確立させて二人のとこに帰ってきて、改めて浩人くんを賭けて鏡さんに勝負を挑むとか。
 いや、妄想です。ただ鏡さんとリースって問題がなくなったら良い姉妹になれるんじゃないかなと思ったりしたのです。お前、リース嫌いじゃなかったのか、というつっこみにはこうお答えしよう。
「そこまでやっちまったらもう最後までぶっ飛ばせ」

 最後に、浩人くんと鏡さんが、この作品で一番お似合いカップルだと思うのです。それはお前の願望だろうが!! おーけーその意見は大いに受け付ける。
 けど、浩人くんの考え方じゃレゥやリースを傷つけると思うのです。ライカ編なら別かな。


・穂乃香
 数少ないマイメリファンを敵に回そう。いや、beリースを否定している時点でもう回しているか。
 私はこの人が大嫌いだ。けど、人扱いしてるね、あれあれ?

 そもそも私は穂乃香さんだけは肝心な「玉村穂乃香はレプリスである」ということを事前に知ってました。ネタバレ見ちゃったんだもん。
 だからしらーっとプレイした印象です。それにやっぱり私は穂乃香さんが嫌いです。ただの友達としてとかなら平気なんですが、絶対恋愛したくねー。
 何が気に入らないかというと、花の枝を折れないとか、かつきのじっちゃんの後でぼろぼろ泣いてたこととか。これは追いかけた浩人が段全に悪い。
 何かについて甘っちょろいのですよ。いや君、看護師でしょ? 人の死なんてしょっちゅう見るだろ? 泣くななんていわない、毅然としてろ。自分の無力を嘆くな。自惚れんな。自分が他人に出来ることなんてほとんどないんだよ。人とかレプリスとか関係なくな。だから追いかけた浩人がすげーむかつきです。あんな穂乃香さん見たくなかった。

 スタッフに愛されたんだろなというシナリオ。なんせABエンドの分岐がスタッフロールの後ですからー。
 この話は穂乃香さんじゃなくて、ライカが気になるところ。幸せになってくれるだろうか。


・ライカ
「ごめん……あたしは『レゥ』じゃない」
 ライカのこのセリフを聞いた瞬間、私は浩人をぶん殴りたくなりました。お前は……こんな良い子にこんなこと言わせやがって!! お前なんか鏡さんとイチャコラしてればいいんだ(本音)!!
 あれ、ちょっとおかしいことを言った気がする。
 まあともかく。

 今まで6人のAエンドを見てようやく見れる最終シナリオ。
 最初、彼女だ登場したシーンからお気に入りでした。可愛いから(*´Д` *)
 なんていうか、顔と人格がマッチしてるって言うのかな。それのほかに松岡さんの女子高生系(?)声が好きだから。私はタイプAレプリスではライカが一番好き。もちろんゲーム版。
 元気溌剌、笑顔を忘れない少女。自分がレプリスだと言われて驚いた少女。
 まぎれもなく、この子は私の中でも人間でした。
 けど、やっぱりレプリスなんです。

 どこかのサイトのレビューで見たんですが、浩人はレゥやリースを人間として扱っていてそれが気に入らない。「レプリスの心」を持つレプリス扱いをするべきだ、みたいなことが書いてあったんですよね。納得。
 たとえ人の形をしようとも、人に似た心を持っていても、基本構造の違う人とレプリスは絶対に違う。だから、同じ扱いは出来ない。しちゃいけない。だからリースに信用されなかったんでしょ。

 話は戻って。
 怒涛の勢いで回収されていく伏線。過ぎ去った年月、遠い日の阿見寮。May集合写真にもとみちゃんがいなくて俺が泣いた。別れる前に撮ってくれたらみさおちゃんもいたろうに。

 明かされたレゥの最後と、ライカの仮面。

「お前は四十三年の時を経てライカの身体を踏み台にして復活した『レゥ』だ」

 このセリフを聞いたとき、鳥肌がぶわーっ立って、コントローラー落としてました。
 みさおAのときは落ち着いて、コントローラーを置いて、敬礼したんですが(変な奴だなあおい)、こっちはさすがに……酷い。
 何が酷いって、レゥはそんなことしたくてしたわけない、したのはよりにもよってレゥがずっと恋焦がれたおにいちゃん、恭介だ。

 しかし松岡さんの演技がパネェ……。恭介へのビデオレターのシーンではぼろぼろ泣いてた。

『おにいちゃん――』

「大好きって言いたかった……」

 ライカの声で、レゥの言葉の続き。全俺が泣いた。何度でも言おう、松岡さん、蝶パネェっす。マイメリシリーズを支えているのは松岡さんです。もうすごすぎ。だってライカの声でレゥの甘ったるい口調とかそれおかしいでしょ!?

 人間としてのレゥ。
 恭介がずっと望んでいたこと、だったんでしょうか。だとしたら……酷いんだけど、なんでだろう、恭介のこの行動を、きっぱりと否定できない自分がいる。最終シナリオのせいなんですが……。

 でも思うのです。
 beだけ見たら恭介は酷いことをレゥにしている。
 けど、beだけしか見てない人に、恭介を否定して欲しくない。
 こんな言い方はとっても卑怯だと思うが言わずにはいられない。

「お前に恭介の何が判る」

 これも、私のわがまま。

 レゥを待つことにした浩人、そこは評価しよう。ただ、恭介を悪く言うんじゃねえ……!!
 そしてレゥと恭介とのお別れ。

『妹を頼む』

 私は涙もろいから、ここのシーンなんてぼろぼろ泣いてたんだから。・゚・(ノД`)・゚・。
 最後に星砂。
 ギャルゲに限らず、生まれて初めて「卑怯だ」と思ったエンディングロール。ぽかーんと見てました。そしてじわじわくる……。
 後悔したのが私が好きなのはライカで、レゥじゃなかった。けど、最初からレゥのことが好きだったら、もっと違う感情があったろうなと言うこと。
 でもなんか……それでも充分だと思う。
 マイメビ、最終シナリオ、ライカ編は、諸手上げてのハッピーエンドじゃない。
 でも「よかったんだよね」って思う。

 OPのMISS? の歌詞にもありました。

 でもさ、それで良かったんだよね

 それと

 僕らは何かを失くして大人になれたんだからね

 レゥが恭介に、恭介がレゥに、浩人がレゥに?
 でも、これみんなに当てはまると思う。
 MISS? そのものは恭介とレゥのなんだろうけど。けど誰にだって当てはまる。

 今ある私(僕)は君のおかげだよ ありがとう
 愛してるよ どこにいても

 ここのアーチーさんの小憎い演出がたまらない。
 だからじゃないけど、敬意を示したい。
 切なく残酷なこの作品に、感動と大きな感謝を込めて――


My Merry Maybe connected with 43years ago…
 本当のライカのお話。
 書き下ろしMayのイラストに俺が泣いた。

 be本編で名前がちょろっと出た、笠木拓人が主人公の切ない純愛(!!)物語。
 私はこの小説を読むまでみさおちゃんのことが大嫌いでした。でも読み終わったらその感情は消えていました。何ででしょうかね。そもそも嫌った原因がシステム上のことだからあまり彼女の話は関係ない……。嫌ですねえ八つ当たりって。
 みさおちゃんは救われたわけじゃない、けど乗り越えたですよ。きっと。

 年月が経って読み返すと最初と感想が変わってるというのは不思議ですね。
 まず、最初は何ともなかった、心を持つ前のライカが今では気持ち悪いと思った。魅了されるのは判る、けど気持ち悪い。なんでだろう。本当に前はそんなこと思わなかったのに。
 次、心を持ったライカ。なりふり構わなくなった笠木。切ない。俺が泣いた。

『君の愛する者を全力で守って。そのために、もう一度だけ君に身体を返そう』

『うん、がんばって』

 このやり取りだけで私は泣いた。今回は余計なことじゃないけど、なんか君が出ると私の脆い涙腺が緩む。
 やっぱり恭介は特別だ。

 最後の恭平兄さん。
 ずーっと変わらないでいてくれたんだなあと感慨深くなるというかなんというか。
 切ないお話ですよ。

 なんか変な感想だな……。
 また何かあったら追加してきます。

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