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更新履歴と暴言を吐いて屁理屈を言うブログ
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 長編小説検索Wandering Network様のことですよ。

 久しぶりにスターハンター更新しました。なんとなくです。一つのことばかりに集中すると脳が煮詰まってしまうんだ。つい最近しばらく更新しないようなことを臭わせた気がしないないでもないですが、細かいことは気にしない!!

 第6話です。まだ6なのか。おとぎ話は随分と長いですね。つか半年以上ぶりの更新かしら。気にしない気にしない。
 誤字脱字感想ありましたらBBSかweb拍手に報告してください。

 てことで、続きに小話です。さて、カテゴリに迷いますな。話でいいや。




 食事を終え、箸を置く。
「ごちそうさまでした」
 元樹はまだ食べながら読書中。元樹の食事のスピードは普通だが、量が多いので必然的に遅くなる。
 特に会話をしながら食べているわけではないので、食事を終えたら暇になる。相手が読書中ならなおさらだ。
 よし、出かけよう。
「……散歩してくるわ」
「いってらっしゃい」
 視線を上げ、軽く微笑む元樹は可愛い。しかしどうして啓輔にはあんな対応なのだろうか。シスコンだからってよりも……お互い気に入らないんだろう。

 いったんお弁当箱を置きに教室に戻る。そうしたら見知った顔を見つけた。楽しそうにおしゃべりをしている。
「あ、麻美」
「麻美?」
 漆黒の髪を持つお嬢様と綺麗な茶色の挑発、違う長髪を持つお嬢さんがいた。風花と夏子だ。この二人はいつ見ても仲良しさんだ。
「今からお昼?」
 にこにこと風花が言う。今日は例の子じゃないらしい。
「……いえ、食べ終わって散歩をしようと思っていたの」
「ふうん」
 素直に頷く風花と、胡散臭そうな目で私を見る夏子。
「あ、啓輔を見に行けば? 面白いよ」
 だがすぐに表情を改め、夏子は言う。何があるって言うんだろう。そもそも啓輔はいつも面白い。おかしいと言っても問題ない。
「英語の小テスト追試の勉強してるの」
「……なるほど、それは面白い」
 目的地は決まった。
「そっとしてあげたほうが」
 まともなことを風花は言うが、止める気はまったく起きない。
 人間には他人を犠牲とした娯楽が必要なのだ。



 麻美と夏子が酷い件について。いつも通りですか、そうですか。

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