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更新履歴と暴言を吐いて屁理屈を言うブログ
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 どうも、放置に定評のあるりむるです。
 風邪引いてました。引いてます。咳出てます。
 好きで放置してたわけじゃないんですよ……。
 そんで、これが今年最後の更新です。ええ、サイトのほうもです。


 いつも当サイト、ブログを見てくださりありがとうございます。
 感想やweb拍手(ノンメッセも)がかなり励みになり力となりました。
 本当にありがとうございます。
 来年もよろしくお願いします。


 てことで、小話は続きからですー。




「その言葉、本人に言ってみろ」
「殴られた」
 恭平の言葉に弥生は笑顔で答える。
「照れてるんだ」
 皐月本人がいたらきっと、眩暈を起こしていただろう。洋子はぼうと考える。
「そうそう、流行のツンドラって奴だよ」
「ツンダレじゃなかったか?」
「え? トントロ?」
 二人とも間違っているのは判るが、洋子も正解を知らないので訂正も出来ない。もっとも知っていても訂正はしないだろう。
「改めて聞くけど、今の道を進むつもりなの?」
 いきなり洋子は話を戻した。馬鹿らしい話題に腹が立ったわけではない。ただ、確かめたかったからだ。
「うん」
 あっさりと。
 先ほどの戸惑い、迷いなど微塵もない。
 弥生は簡単に頷いた。
 ――当たり前だ、弥生は皐月を守るために今の道を選んだのだから。
 洋子は、恭平は小さく笑った。
 弥生は、皐月を守るためなら、なんだってする。
「洋子、そのピアス新しいね」
 弥生は人差し指をぴっと指す。
「ええ、おばあちゃんに貰ったのよ」
「就職祝い?」
 恭平の言葉に洋子はゆっくりと首を振った。
「お礼」
「ああ、また仕事を手伝ったんだ」
 洋子が祖母の仕事の手伝いをしているのは、幼馴染である二人は承知している。
 赤のピアスを指でなで、洋子は言った。
「これが私の本当の願いを叶えてくれるそうよ」

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