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更新履歴と暴言を吐いて屁理屈を言うブログ
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 大人になってますが、プリキュア見てコーフンしてました。性的な意味ではありません。決して。

 いや、キュアミューズの正体ががががががが!!!!!!!!! 今までを振り返って考えてみたら、彼女しかいねえええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!! となりました。でもまだちょっとだけ音吉さんじゃないかって疑っている。

 しかし最大のヒントを出されて気づくなんて……!! なんか悔しいwwwwwww
 何より久しぶりに鳥肌たったwwwwwwwww

 来週からもっと真面目にプリキュア見ます。


 てことで話は続きに。




 翔くんと合流したのならば、もうこっちのものだ。全力でケーキ屋に向かうしかない。
 しかし翔くんの手前、先輩風を出しつついつも通り世間話をしなくてはないらない。理由は特にない。
 だが。
 ケーキである。
 ケーキの前に私のプライドなんて些末なことじゃないか。理由はプライドとここで判明した。
 大体空腹である。……しまった、これでは舌に迷いが出るじゃないか! 満腹よりはいいかとすぐさま納得する。
 そんなことを考えていたら私はひたすら無言で翔くんの手を引き、大またで歩いていた。競歩みたいだ。陸上好きの翔くんだからきっと問題ない。

 ケーキ屋に到着。私はドアを開き突入。遅れて翔くんも来る。
 ケーキ発見! ケーキ発見! ケーキ発見! ケーキ発見! ケーキ発見! ケーキ発見!
 魂のエマージェンシーコールが鳴り響く。別に緊急事態じゃない。
 さあどれを食らうどれを食らう!!
 私はこれ以上ないほど真剣な目でケーキを見つめた。
 ショートケーキ、チーズケーキ、ガトーショコラ、モンブラン、チョコレートケーキ、レアチーズケーキ、プリンにシュークリーム……だと……!? アップルパイにシフォンケーキもある。
「うう……」
 どれにしよう。
 お金は有限なので買える数には限度がございます。値段を見て腰を抜かしかける。ショートケーキで三百十円だと!? お財布クラッシャーじゃないか!! しかし、高い分おいしそうです!!
 どうしよう。そんなにお金持ってきてないよ。三千円くらいは持ってるけど……そんなに全部使いたくないよう。使ったらお母さんに怒られる。千五百円までだな。これでも怒られそう。でも食べたい。一個三百円と考えて、四つで千二百円。妥当か? 妥当か? 再度検討。
 だめだ。ケーキだけで千円越えたら怒られる。お母さんも食べたいって怒られる。今度連れて行くから勘弁しておくれ、そういう問題じゃない。となると三つになるか。三つか。平和的な数字だ。何より素数だしね。よし、三つ。
 さて、どれを食らうか。ケーキを見つめる目に力が入った。
 まずシュークリームは絶対に食べる。大好きだからだ。中身は生クリームがいいけどたぶんカスタードだろう。ちくしょう。
 んでベタにショートケーキ。あとプリン。プリン。プリンの歌が頭の中で流れる。よしプリン。
 チーズケーキも食べたい。レアも好きだ。
 あれ?
 五つ選んでるね。
 二つ切るのか……。じゃあレアチーズケーキは諦めよう。涙を呑んで諦めよう。いや、今度にしよう。他の友達と行こう。というかまた翔くんときたらいいんだ!! 私やっぱり天才だわ。
 思い出したように翔くんを見た。
 いつもの心癒す顔でケーキを眺めていた。
 うん。
 さて、ショートケーキにチーズケーキ。プリンとシュークリーム。
 この中で一つ切れと言うのか貴様は!!
 泣きそうになった。
「……うう……うう……」
 どれも私が食べるために生まれてきたんじゃないか……!! それなのに諦めるだなんて理不尽にも限度がある!! 
「いくつ食べるつもりですか?」
 翔くんの声に私の理不尽が少し落ち着く。
「胃の容量は別腹なので問題なし、経済的にもは三つが限度で、四つまで絞り込みました。ショートケーキとチーズケーキとプリンとシュークリーム」
 四つそれぞれに熱い視線を送った。
「ならぼくがチーズケーキを頼みますから、半分こしましょう」
 私は光速で翔くんを見た。
 翔くんは光り輝く天使のように微笑んでいた。翔くん……マジで天使だったのか……。でも天使って裸だから軽いセクハラだよね。軽い? 重いわ……。
「い、いいの!?」
「はい、だからそれぞれ一口ください」
「交渉成立だよ!」
 抱きつくのを堪え、翔くんの手を取ってぶんぶんと振り回した。


 ケーキ購入、食べていくことを伝え、店員のお姉さんにテーブルまで運んでもらう。お茶も売っているそうだが、丁重に「舌に迷いが出ますので!!」と断った。笑ってたよお姉さん。だが私は真面目だ!!
 ショートケーキとプリンとチョコレートケーキとモンブランが小さなテーブルに並んでいる。私は今ある輝石(誤字ではない)に感謝するように指を組んだ。ありがとう翔くん! ありがとう翔くん! もっかいサービスだ! ありがとう翔くん!!
「ありがとう翔くん!!」
「はい? ああ、半分このことですね。いいんですよ」
 ほわほわと微笑む翔くん、やはり持って帰りたい。しかし持って帰ったら洋子に見られるので何か嫌だ。しかし洋子は基本キョンくん以外の男にはキョーミないので問題あるまい。問題だろう……なんかそれやばくねえええええええええ…………!!
 とかなんとか考えている場合ではない。
「じゃあ、食べようか♪」
 気を取り直してショートケーキにフォークを突き刺した。迷うことなく口へ運ぶ。
 !!
 ……おいしい。
「おいしいよう」
 にへらあと笑うと私は一瞬で頭の中に埋め尽くされた言葉を口にした。
 すると翔くんが不服そうに口を尖らせた。
「やよ先輩、一口ください。約束です」
 ヤクソク? ああ、覚えてますとも、ミッション半分こだね!
「ごめんごめん」
 私はショートケーキを切ってフォークに乗せた。
「はい、あーん」
「あーん」
 あーんと言われたら、あーんと言って口を開けなくてはいけないという常識は、世界に浸透して三万年になる。
 もきゅもきゅと食べる翔くんが可愛くてやはり持って帰りたい。
「うん、おいしいです」
「でしょ~?」
 我が舌に、迷いなどなし!! さっきは迷いっぱなしだった気もしないけどね!
 翔くんは何か言いたそうに口をちょっとだけ開いて、食事に集中することにした。チョコレートケーキを小さく切って一口。
 笑顔。
 卑怯だ。
「ん、これもおいしいです」
 なんという眩しい笑顔! 吸血鬼もイチコロだ!
「本当?」
 翔くんは私がそうしたように、チョコレートを一口分フォークに乗せて私に差し出した。
「あーん」
「あーん」
 あーんと言われたら、あーんと言って口を開けなくてはいけないという法律は、地球創世記にさかのぼるという。
「んーこれもおいしい!」
 私の言葉に翔くんは嬉しそうに微笑んだ。

 このペースで私たちはケーキを食べた。すっごいおいしかった。もともとおいしいのもあると思うけど、やっぱ一緒に食べる相手が翔くんってのも大きいよね。
 これ洋子だったらそんなにおいしくないと思う。あいつは食べ物なんてエネルギー補給とかしか思ってないからね!! けどフルーツ白玉の白玉をいつも私にくれないんだ! 知っているかい!? こういうのを嫌がらせって言うんだ! バカヤロー!!


 やよ先輩視点は本当に量が多くなる。女子は無駄に喋るということか。

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