更新履歴と暴言を吐いて屁理屈を言うブログ
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書き溜めてちまちま出していけばいいんですが、そういう芸当が出来るのならばとっくにやっとるわヽ(`Д´)ノ
でもま、特に考えずにものを書くのは楽でいいです。というか特に考えないで書くだけ書いてあとでこってり直したほうが効率がいい気がする……。
むう…………。
気楽に書いた話はつづきにです。
でもま、特に考えずにものを書くのは楽でいいです。というか特に考えないで書くだけ書いてあとでこってり直したほうが効率がいい気がする……。
むう…………。
気楽に書いた話はつづきにです。
そろそろ学校祭である。
クラスで何をやろうが知ったこっちゃない(生徒会が忙しいでしょと何故かみんな優しかった)が、生徒会のほうはそうは行かない。何故なら私は長だからだ!!
リーダー! リーダー! リーダー! リーダー! リーダー!
うちの学校祭にはクラス発表のほかに生徒会発表というものがある。文字通り生徒会役員が何かを発表するのだ。けど、クラス発表もあるからそんな大掛かりなものは出来ない。私は快く送られてきたけど、みんながみんなそうって訳じゃないからね。
それに持ち時間も少ない。あくまでもクラス発表がメインで、こっちはおまけ。つまらん。
そして最後のとどめで、みんな乗り気じゃない。クラス発表に力を入れたい人と学校祭そのものが面倒な人(ならなんで生徒会なんて面倒に入ったんだろう)と運営こっちなんだぞふざけんなという文化委員長で、やる気なのは私くらいだ。
「会長が歌でも歌っとけ」
とか副会長が言い出したので、おばちゃん歌ってやんよ!! となった。何かするのはいいけど、その何かをするってのを考えるのは面倒なんだよね。だから即採用!
何を歌おうかなと思っていたところに、翔くんがやってきた。
「こんにちは」
私だけでなく他の生徒会役員にも挨拶をする翔くんは人として普通の行動をしている。
「あれ、翔くんはクラスの準備はしなくていいの?」
「はい、任されたところはやりましたので」
おおう、実は要領がいいタイプなのかもしれない。
「お、ならさ――」
文化委員長が嫌な笑顔を浮かべて翔くんに仕事を頼みやがった。翔くんは私と話してたのにー……。
「会長は今のうちに何歌うか決めときな」
意地悪そうな顔をする文化委員長の眉間にチョップを食らわせておいた。
次の日も翔くんは遊びに来た。今度は副会長が私から翔くんを奪った。ブーイングの後に眉間にチョップ。いや私も仕事がありますよ。パンフに載せる生徒会長のお言葉みたいなの。何ですかそれ。真面目なことを書かなくちゃいけないので大変困りますよ。
そのまた次の日も翔くんは遊びに来た。挨拶をした後、文化委員長にさらわれた。無言の飛び蹴りが決まった。
その次の日も来て、そろそろ生徒会全員が翔くんもメンバーだと思い始めた。だって、みんな仕事手伝わせてるんだもん。ぶーぶー、翔くんは私に会いにきたんよう。なのにみんな酷いよう。
歌う曲はみんなが知っている曲がいいだろうということで流行歌を選んだ。問題があるとすれば私はその歌を知らないということだ。キョンくんがそのCDを持っていたので借りて、おうちでエンドレスリピートで覚えています。嫌になったら洋子の部屋に襲撃をかけてたたき出されます。文字通りですよ。屋根を転がって地面に落ちたけど、芝生だからそんな痛くなかった。洋子はママンに怒られていた。きっと反省はしていない。
二日くらいで覚えたので、生徒会室で披露した。翔くんは今日は来なかったので、このまま当日までのお楽しみにしておこう。
んで、感想は「お願いだからやめてくれ」というのが多数。どういう意味だろうか。いやいや、会長は歌うよ! 全力で歌うよ!! と力強く宣言して生活委員長の子が泣いた。訳が判らないよ。
学校祭ギリギリになってもみんなは「やめてくれ」と言ってきやがった。何が不満なのだろうか。
そして当日。
私は力の限り歌った。魂を込めた。
だからだろう。なんと二人も感動で倒れたそうだ。私の歌は人を倒す力があったのだ。なんと言う感動。生徒会のみんなの反対を押し切って歌ったかいがあった。副会長だってさ、涙流して感動してるんだよ? 一番止めた人がだよ? いやあ、私ってばすごいねえ。
そういえば、洋子とキョンくんには事前に歌うって知らせていたんだよね。だから二人の反応は薄かった。んで、知らせたその日に薬局に行ってたんだよね。何買ったのーって聞いたら二人揃って「耳栓」と答えたんだよ。あれはどういう意味だったんだろう。
休憩時間に翔くんとちょこっとお話できた。
「お疲れ様です」
「うん、ありがと翔くん」
引きつった顔の翔くんを見るのは初めてだ。
「いやあ、大声出すのってすっきりしていいね!! あー楽しかった」
私の言葉に翔くんはちょっと困った顔をして、それから微笑んだ。
自覚なしって一番厄介だよね。
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